王仁三郎の詩歌 信仰の解釈
生来の差別愛より
神的なる 平等愛に進む径路は
実に 惨憺たる血涙の道を行かねばならぬ
これが不断煩悩得涅槃の
有難い消息が秘められてあるのだ。
王仁三郎の「信仰」という詩は、あまりに深すぎて。私のような凡人の解釈すべきものではありませんね。
真の神。造物主の目指すものは 「宇宙の統一平和」です。
そして神とは「絶対愛」です。人間のような依怙贔屓のない絶対愛なのですね。
そうすると人間の愛は「差別愛」となります。
ということは、惨憺たる血涙の涙を超えて、私たちは神的なる平等愛にすすまなければならないと語っているのです。
ともすれば日本は神国だとか雛型だからとか日本は世界の天国だとか、私も含めて語りがちです。それが真実でもあるしね。
これがナショナリズムをもたらします。しかし神の意図はそれらをはるかに凌駕したものなのです。
王仁三郎は大神は天国においては太陽として現れ、霊国においては月として現れると語っています。
その太陽も月も霊体であり、神の実証なのですが、太陽は地上の万物に24時間365日間光と熱を休むことなく与え続けています。そこにエコひいてはありません。絶対愛なのです。
しかし人間の世界は差別愛の世界です。あの人を愛しているから沢山のお金を与え 嫌いになったから与えないというような。しょせん人間の愛とは愛の悪なのですね。それに対して神の世界では太陽と月の働きをみてわかるように
愛の善の世界・平等愛の世界なのですね。そこには利害打算などは一切ない。
大本神諭の世界では「桝掛け曳きならす」という言葉がある。王仁三郎は語る。
仏蘭西から帰朝の途次西比利亜を通過して、気候が案外暖かであつたと云ふて居たが、近来地上の気候はラヂオ使用の為め大気に大変化を来たして居るのである。神諭にある「世界中を枡掛け曳きならす」と云ふ事を皆が小さい意味に取つて、国土とか、経済とかの上とのみ思つて居るやうであるが、神様の枡掛曳きならしはそんな狭義の意味のものでは無い、気候迄も枡掛け曳きならされるのであって、ラヂオも其働きの一部分を勤めてゐるのである、ラヂオは音波を輸送する如くに、寒気、熱気をも輸送するもので、寒帯の寒気は熱帯に運ばれ、熱帯の熱気は寒帯に運ばれて世界中の温度が段々平均して来るのである。平均すると云ふても、比較的の事であつて、熱帯は矢張り暑く、寒帯は冷たいが、寒暑の度が今迄のやうに激烈でないやうに調節されるのである。温帯は余り変化は無い。「北がよくなるぞよ」との神諭も亦這般の消息を伝へて居るのである。又大本祝詞の「暑さ寒さも柔かに云々」とあるも此事である。
さらに王仁三郎は語る。
宇宙間には、神霊原子というものがある。霊素、火素、とも言う。火素は万物一切のうちに包含されている。空中にもたくさん充実しているのである。
一方、体素、または水素というものもある。火素と水素が相抱擁帰一して、精気なるものが宇宙に発生する。火素と水素がもっとも完全に活用を開始して発生するのが精気である。
この精気から電子が生まれる。電子は発達して宇宙間に電気を発生し、万物の活動の原動力となるのである。
神界では、霊素(火素)を高御産巣日神といい、体素(水素)を神御産巣日神という。霊体二素の神霊から、電気が発生し、宇宙に八大神力が完成し、そして大宇宙と小宇宙が完成したのである。
今日の世界は電気の応用が多少でき、便利になったが、電気の濫用は宇宙の霊妙な精気を減少させる。精気が減少すれば、それだけ邪気が発生するのである。邪気によって空気が濁り、病気や害虫が発生する。
しかしながら、五六七神政出現までの過渡時代である現代においては、これ以上の発明がまだなされていないため、電気の応用も便利にして必要なものなのである。
さらに一歩文明が進めば、不増・不減の霊気を電気に代えることができる。邪気の発生を防ぎ、至粋至純の精気によって世界が完全に治まる。このレベルに達すると、浅薄なものを捨てて神霊に目覚めざるを得なくなるのである。
宇宙間には無限の精気が存在するため、電気もまた無尽蔵に存在する。また、電気の濫用から生じた邪気も、水火の活動による新陳代謝で常に浄化が行われているのである。
人間は宇宙の縮図であるから、人体一切の組織と活用がわかれば、宇宙の真相も明瞭になるのである。人体にも、天の御柱たる五大父音と、国の御柱である九大母音が声音を発して、生理作用を営んでいる。
宇宙にも、大空に五大父音、大地に九大母音が鳴り、生成化育の神業を完成しつつある。造化の神業が無限に行われているのである。人間の体内に発生する音響は、それ自体が宇宙の神音霊声なのである。霊界物語 第4巻 霊主体従 卯の巻
文献名2第9篇 宇宙真相 文献名3第50章 神示の宇宙
電気は害虫を発生させるなど電気の乱用は邪気を発生させるが、気象を枡懸け引ならすなど、気候の平準化など、人類にとって正しい作用をしているのです。邪気などは新陳代謝の左右により払いのけ、これを神典では祓戸四柱の大神というのですが、大宇宙は破壊と創造を繰り返し生成化育の神業を行っているのです。そしてそれは文明の進歩発展のみちでもあります。スサノオ」という言霊は 「スサ」は「進展」{ノ」は水「オ」は「心」を意味します。スサノオとは「進展する心」「新陳代謝」のことです。王仁三郎は自分のことを「太古の素盞嗚命」と語っているのですが
たえまなく続く破壊と創造、新陳代謝、その破壊を行うのがいわば悪魔の仕事、創造立直しを行うのが神の仕事。しかしながら大きな枠組みの中では正しい神の仕事なのです。生成化育・宇宙の進化発展のための神の経綸の一環です。
その破壊の一環、悪魔の仕事の一環としていわゆるフリーメーソンなどが使われることがある。しかし宇宙の完成が近づきつつある現在、いかなる悪魔の存在を神は許すわけはいかないのですね。いわゆる宇宙の完成・弥勒の世到来の前にどうしても世界の大掃除が必要なのでしょう。そのために神に選ばれたのが現代では トランプとかプーチンとか、いわゆる差別愛を仕組んだオバマ クリントン などの世界から 、火力文明の世界から背後にした石油原子力という火力文明に挑戦して勝った?世界の平等愛 富の平等を説くトランプとかプーチンとかの世界に神の経綸は進んでいるのかな。いや果たしてその逆か まだわからない。
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