案内 『流砂』17号発売中 購読のお願い

10月のはじめに『流砂』17号が発刊されました。いつの間にか17号まできたのですが、今号の内容を紹介させていいただきます。今号は「晴れた気分なんてなかなかやってこない現在の私」-イデオロギー言説―固有の「私」(二) 伊藤述史、水飲み鳥は幕末から明治憲法までの逡巡苦悩の上空を飛ぶ 橋本克彦、「反緊縮」は格差を埋められるか 中村礼治、記紀の国家神学批判 宮内広利、『いかにして抹殺の<思想、は引き寄せられたか』補遺―宮柊二『山西省』から木山捷平『苦いお茶』まで 高岡健、吉本隆明についてのゼミナールⅩⅦ 吉本主義者と反吉本主義者を葬送する 柴崎明 全体の考察つまり、世界認識の方法に関する試論 中村明徳、自衛と自衛権についての試論 佐藤英二 六十年以前の左翼運動の状況 由井格」となっています。他に書評が二本あります。それぞれ状況と格闘していて力作ぞろいです。

 今号では「六十年以前の左翼運動の状況」という由井格さんへのインタビユーがります。来年は60年安保闘争から六十年ということで、60年安保に関する本などが出てくると思われますが、その前の1950年代の左翼運動のことは、ほとんどわかりません。1950年代は朝鮮戦争があり、前半は日本共産党に主導された武装闘争がありました。日本共産党がこの武装闘争については封印していることもあってほとんど知られていません。そして、その時代や時代の運動について知る人はいなくなっています。由井さんは1950年に高校入学で1960年には大学卒業ですが、1950年代の左翼運動に関わっていました。本当に貴重な証言をしていただいたと思っています。お勧めしたい読み物です。

 雑誌は一般誌を売れ行きが芳しくなく、これが出版業界の不況の要因になっているといわれます。流砂も同じですが、何とかみなさんの購読やカンパ(支援で)維持できています。今号もカンパともどもよろしくお願いします。市販もしていますが、そちらには回って部数もすくないので、直接購読も利用してください。連絡先などは下記です。

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     1―4―14-305 味岡方 電話 03-3426-4026

     (携帯 090-3908-7330)

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