経産省前テントひろば日誌 8月28日(木)
ガザ虐殺を止めよう「民衆外交団」、柏崎刈羽も美浜「新増設」も止めよう 8月22日(金)
千客万来で話がはずむ楽しい座込み。日本祈祷団の祈祷、京都嵐山を楽しんできたEmさんやKmさん、北海島からSoさん、関西からSnさん。
文科省前からも財務省前からも抗議の声が聞こえる中、経産省抗議行動を開始。東電柏崎刈羽再稼働を止める為の院内ヒアリング集会や「地元同意」反対行動や9.11行動を確認のあと、<脱原発、柏崎刈羽再稼動反対、戦争反対、ガザ虐殺を止めよう、武器を売るな、武器を買うな、…>コール。
北海道からのSoさんが、東京にある150の大使館のいくつかにアピールしている「平和の為の民衆外交団」行動を紹介し、ガザの悲惨なジェノサイドを止めよう、日本の運動はバラバラで人数が少ないと大使館で指摘された。更に泊原発再稼動阻止と内部被曝問題を添え、人類が滅亡に繋がることをやっていると嘆く。
火炎瓶鉄さんが、6月にいきなりテヘランを爆撃したイラン・イスラエルの十二日間戦争でイスラエル・米国を批判し、いまもまだなんで原子力なのかと問い、「答はひとつ、核廃絶」、「答はひとつ、脱原発」とコール。
関西からのSOさんが、若狭湾に集中している原発、美浜で「新増設」を憂い、14年前の世界最悪の原発事故を振り返り老朽原発をうごかすことはありえない。安全な水、空気、土を求めて頑張って生きていこう。<新規原発建設反対、老朽原発動かすな、再稼動反対、…>コール。
Raさんが原発の問題もガザジェノサイドの問題もみんな繋がっている、ああいう虐殺を目の当たりにして何も感じないとしたらもう人間として終わっている。9.11大集会に結集しよう。
Myさんが、81年前8月22日の対馬丸事件(1484人死亡、うち784人が小学生)を振り返り、戦争も原発も無くそうと訴え「座込め、ここへ」と「水に流すな」を歌う。
Yoさんが、ガザ虐殺とともに、日本に侵略されてマレーシャでは、350人の中国人(華僑)が殺された、中国は日本に侵略されて多くの人々が殺されたを振り返り、歴史の継続性を訴えた。(Km:歴史の真実をどう若い人に伝えるかが大事。)
Waさんが「経産省に働いている皆さん、お疲れ様です。働かなくてもいいじゃないですか、原発は止めなければ、いまだに放射能は出ていますし、デブリは解決しません。だから一緒に闘いましょう」と本館に声をかけ、8月19日の東京新聞本年のコラム鎌田慧「抵抗川柳句集」を紹介し、さらに「新宿平和のための戦争展2025年9月5日~7日」を紹介。
Hoさんが9月11日にテント開設後満14年、まだまだ私たちの目的は達していない、頑張っていこう。
最後に<NONUKES,NOWAR,NOBASE>コール
8月25日(月)
朝方は曇っていて風もあったので、少し涼しく感じた。しかし薄日が差してくると、いつもの暑さに戻った。きょうも35℃以上になるとの天気予報なので、途中でかき氷を買って事務所に着いた。その直ぐ後にKuさんも来られたので2人で台車にグッズを積み込んだ。 時間が早いので事務所で一休みしてから出発した。途中で我々を待っていたMiさんと落ち合って経産省前に着いた。
風はあったが、陽射しが強すぎて、汗かきの私はすぐに汗だく。荷物を降ろしてセッティングを開始。汗を拭きふきしながら何とか完了。終えたのは11時50分。すぐに反原発ソングを掛けて人々にアピール。続けて思い思いのパラソルを組み立ててその中に避難。私は喉がカラカラだったので、コップに3杯飲み干して、ようやくひと息ついた。
午後1時過ぎに一人の青年が来て、しばらくバナーなどを眺めていて、尋ねてきた。「原発汚染水で海を汚すな」とあるが、どこを対象としているのですか?全世界ですか? 私は即座に「原発汚染水が福島沖で捨てられているのだから福島」。と答えた。これには彼も賛成で「あれについては私もおかしいと思っていました」。彼が今、一番、取り組んでいるのは小池が三井不動産と結託して進めている「神宮外苑」の再開発反対運動との事。これには私も署名活動で反対しているので意見が一致して大いに話が弾みました。
その後は何事もなく午後4時まで過ごして、時間が来たので3人で片付けて撤収しました。
8月26日(火)
一か月近く休暇で東京を留守をして、先週半ばに戻った。8月22日(金)の経産省前では、テントひろばの集会に北海道の瀬尾さんが参加していた。彼は、千代田区のパレスチナ代表部(大使館)などを訪問した話をされた。その発言要旨をテントニュース318号に掲載して印刷しようと考えていたが、間に合わず、翌27日に発行できた。この日も、経産省前の路上は12時過ぎには35℃に迫る暑さ。その中で、裁判の傍聴とその関連する集会に参加するため、富山大学から若い先生が座り込みの場にやって来た。大学では人間環境システム学科で授業をなさっているという。その後、杉浦さんの奥様が裁判傍聴で西多摩からいらして、旦那の杉浦氏が病気になったと話された。この日は16時少し前まで座り込みに参加し、平岡さんから、昨年11月に開催した「吉本隆明生誕100年祭」の記録集を受け取った。(EO)
なお、富山大学の林准教授は、かつて「原発震災で問われた『発表ジャーナリズムの限界』の検証・克服をめざす基礎研究」を行った方で、その研究成果として以下のように概要が発表されている。そこには、「発表された事実を紹介しただけでは,あるいは,対立する見解を並べて紹介しただけでは,それらの背後に隠れている真の問題点を報道したことにはならない。問題点が共有されないままでは,問題解決は先送りされかねない。阪神・淡路大震災以降の政府による財政拡大・ショックドクトリン政策は,利権獲得と富の奪い合いを煽っており,民主主義の目的をゆるがしてしまっている。この構造を自覚し,市民社会の再構築・目的の共有を実現するために,調査報道の重要性は高まっているといえる」とあった。
8月27日(水)
今日も猛烈な暑さ。13時過ぎに、外務省前で、「イスラエルのバレスチナジェノサイド攻撃を日本政府はやめさせよ」と個人で行動をしている女性が立ち寄って、経産省への抗議をした。
「9月4日にニューオオタニで開催される「サイバーテック東京2025」はサイバーセキュリティ産業・ビジネス推進の展示会イベントで、イスラエル政府や軍、軍需企業(元モサド長官が代表などの)が多数参加する。これに経産省や内閣官房管轄の「国家サイバー統括室」が後援している。イスラエルのバレスチナジェノサイドの加担だ。行政官や公務員を参加させるな。イスラエルの戦争犯罪に協力するな。恥を知れ。参加をやめろ」という内容だった。パレスチナの栄養失調の子どもや惨状を示す写真を折り畳みにしたパネルを出して行った。一人でも声をあげる。感心した。
久しぶりにヨーカンさんが規制庁抗議から回ってきて、お弁当を食べた。今日の東京新聞に山口県宇部市の海底「長生炭鉱」の潜水調査で人骨のようなものを発見したという記事と特集(こちら報道部)がされていたが、それについて話す。日本の植民地下の朝鮮人が徴用され、働かされていたが、1942年に水没事故で朝鮮人136人を含む183人が今日までそのままにされていたそうだ。 通行人の男性が通り過ぎてから戻ってきて、「どういう人たちが、経産省前座り込みをやっているのか」と聞いてきたので、佐藤さんが説明をしたら、その人は「自分は浜通りの出身なのだ」言われ、カンバをしてくれた。出会えてうれしい。
8月28日(木)
Inさん、Yoさんと3人で設営。今日も暑いが、ほどよく風が吹いているので救われる。やがて、後半担当のSuさんが到着し、「用事を済ませてくる」と言って荷物を置いて行った。Inさんが信号待ちをしている女の子3人組を見つけリーフレットを手渡す。12:20 Miさんが参加。内幸町方面から来た観光バスの子どもたちが、全員笑顔で私たちに手を振ってくれたので、手を振り返す。Yoさんが「何であの子たち手を振ってくれたんだろうね」という。私もちょっと不思議だったが、バナーのひまわり少女の絵が気に入ったのかもしれないと後で思った。子どもにも親しみを持ってもらえるようなアピール方法が大事だ。
13:00 背広姿の男性が立ち止まり「あなたたち原自連ですか?」と話しかけて来た。「別ですが、思いは同じです」と言うと、元電事連の技術者だという男性は以下のように話した。「2027年までに蛍光管の製造が中止になるので原発10基分の電気がいらなくなる。自然冷媒の技術が進めばさらに電力需要が減る。エネルギー基本計画には省エネのことは一切書いていないが、省エネを基本に据えれば原発はなくせます、そうすればあなたたち、ここで座り込みなんかしなくても済むようになりますよ」と言う。男性は詳しい資料は後でメールで送ります、と言って経産省に入って行った。励まされた。14:00にSuさんが戻り、もう一人の後半担当Taさんも到着したのでバトンタッチし、私は帰路についた。
=====今後の集会・行動等==========
◆ 9月2日(火)大間原発建設差し止め裁判 東京地裁103号法廷 15:00~
報告集会 衆議院第2会館 第1会議室 16:30~
◆ 9月3日(水)原子力規制委員会前 12:00~13:00
◆ 9月3日(水)日本原電本店前抗議 17:00~18:00
東電本店前抗議行動 18:45~19:45
◆ 9月3日(水)福島原発被害者東京訴訟 東京地裁103号法廷 10:00~16:30
◆ 9月5日(金)経産省前抗議集会 17:00~18:00
主催:経産省前テントひろば
◎ 経産省前の座り込み行動は、月~木:12時~16時、金:13時~17時。
土・日・休日は、座り込みを休みます。ただし、青空川柳句会は、毎月1回、日曜日に実施します。
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