経産省前脱原発テント日誌 3月20日(木)

*3月9日(日)後援 ありがとうございました。*

皆さま 先日

3.9に長野県伊那市に行って、フクシマの話をさせてもらってきました。「後援」のおか

げで、たくさんの方に集まっていただきました。それと、長野は市民のネットワークがう

まく機能しているな〜という感じを持ちました。

この非常時、垣根はどんどん低くしてやっていかないと!と日頃

思っていますので、信州はちょっと進んでいるわィ、という印象でしたね。

3月12日長野日報「フクシマを忘れない(伊那で講演)」

 *3月12日(水)*

セッティングの頃は小雨。雨合羽を着て作業。雨は降っているけれど、気温はわりと高く

寒くはなかった。雨は降ったりやんだりだったが、全体を通すと降り続いていたと言える

、「今日は、当番だけかなー」と思っていたが、木村さんが規制庁抗議のあと、寄ってく

れた。「3・11経産省前の抗議集会が200人近くも集ってよかった」と言っていた。私

(TI)からは「昨日、郡山で行なわれた福島現地闘争に参加した。牛飼い吉沢さんの話は本

当に迫力があって、みんなの胸を打った」ということを話した。

木村さんは、当番のWさんと私に、買ってきたばかりのハン・ガンの『少年が来る』をみ

せて「おととい、放送大学で斎藤真理子さんの話を聞いた。話がとてもよかったので、こ

の本を買った。斎藤真理子さんは文芸評論家の斎藤美奈子さんの妹だそうだ」と言われた

。同じ本を読むにも、接近のしかた、動機はいろいろだねーとWさんと話した。(『少年

が来る』の訳者は井手俊作、『別れを告げない』の訳者は斎藤真理子)

通りすがり女性がカンパをして下さった。カンパ入れの缶はあったが、チラシ類を入れて

あるケースがなかったので、何も渡せなかった。

今日は足立区の医師が、わいせつ罪で訴えられた裁判の控訴審判決だったが、無罪。傍聴

した方たちが報告集会にいくので、大勢、通った。この間、顔見知りになったので、私た

ちは拍手を送った。訴えた患者さんが精神的病気(妄想的)であることが一審、二審と認

められた。通りすがりの女性がバナーや幟をみて、「原発はだめよ」を声をかけてくれた

。少し早く撤収した。

*「財務省解体」を訴える喧噪の中で「脱原発」経産省抗議 3月14日(金)*

 Mkさんを見舞ってトランプ・トッド論議のあとで座込み。財務省前が賑やかなばかりか、

経産省前から財務省を眺める人も集う。人だかりの中で、経産省抗議行動を開始。

Km:私たち経産省前テントひろばは、毎日、脱原発を訴えて座り込んでいる。また、毎週

金曜日に経産省抗議行動をしている。

Km:脱原発、再稼動反対、運転延長反対、経産省は嘘をつくな。安全も安いも無い。電力

足りないもクリーンもグリーンも準国産も嘘だ。命を守れ、地球を守れ、未来を守れ、核

ゴミ増やすな。…とコール。

Km:財務省抗議の人たちの為に、経産省前テントひろばの13年半の行動を説明。東電柏

崎刈羽再稼動反対のネット署名を案内。財務省とともに、亡国の省、経産省に抗議を!

Heさん:私たちは経産省に対し原発を廃炉にしようと訴えている。3月11日(火)大集

会を成功させた。

Km:火力発電のボイラーと違って、原発は、原子炉で核分裂を起こしてお湯を沸かしてい

る。原発は愚かな装置です。

Skさん:経産省の皆さん、毎日、経産省に脱原発を訴えて座り込んでいる。原発がひとた

び事故を起せば甚大な被害。事故は収束していない。多くがまだ帰還できない。二度と事

故を起こしてはいけない。他の発電方法がいくらでもある。経産省に原発を止めるように

訴え続けている。

(その頃、警察官十人ほどが、規制の為の縄を持ち出す。N党立花氏が、男にナタで襲わ

れたそうだ。喧噪の中で抗議行動を続ける。救急車も到着。)

Skさん:都心に最も近い東海第二原発の再稼動は無理。津波に弱い、防潮堤の安全対策工

事に欠陥、被災原発、14年間止まっている、稼動開始から46年。イチエフと同じ沸騰

水型、耐震性は民間住宅よりも低い、1400kmと想像を絶するケーブル、85%は燃える

ケーブル、事故発生率が高い原発、私たちの命に直結、日本原電には経理的基礎が無い、

東海村には高濃度放射性廃液がある、30km圏内に94万人が住んでいる、避難に実効性

が無いと司法が判決。もし事故が起きると首都圏4千万人が住めなくなる。イチエフ事故

時の「最悪のシナリオ」を再現してはならない。未来世代に安全を守るべき。柏崎刈羽も

危険。私たちはここで抗議行動を続けている。経産省の人もしっかり受けとめて脱原発を

実現してほしい。原発の無い安全な社会を実現しよう。

Km:東電が柏崎刈羽再稼動を止める為のネット署名をどうぞ。

Yoさん:2011年3月11日を思い起こそう。どこも暗くなった。計画停電もあった。多数が

東京からあるいは日本から出て行った。二度と事故を繰り返してはいけない。避難はでき

ない。被ばく影響は隠されている。

Myさん:津波後、原発事故の為に救出されなかった、原発事故で殺された。事故を起こし

た東電トップが無罪になった。二度と事故を起こしてはいけない。即時廃炉をめざそう。

「座込め、ここへ」を歌う。数十年前のレトロの製品が出来た頃に造られた原発を動かす

のは危険。水俣病を思い出せ。「水に流すな」を歌う。

Hgさん:3月11日に甚大な被害を受けた、日本だけではない。石川一雄さんが亡くなった

、再審が叶わなかった。東日本大震災でも多くの人が亡くなった。今も多数が避難生活。

東日本大震災の追悼式で、5分も経たないのに居眠りしてしまった石破首相、とんでもな

い人間だ。今すぐ総理大臣をやめなさい。

Km:3.11後の世論調査結果は、原発に反対。原発ゼロ実現62%、現状を評価してい

ない58%、計画通り廃炉できない60%、審査合格しても深刻な事故83%、事故が起

こったら避難できない86%、高レベル最終処分は安全と思わない73%、60年延長支

持しない67%、将来的に原発ゼロ58%。経産省や原子力ムラが世論に反して愚かな政

策を実行。脱原発、再稼動反対、殺すな、基地建設反対、…コール。

*3月15日(土) *

◯米

コメ、米国と米穀の話をする。昨年は5キログラム2千円程だったのが、ついに5千円前後

の約2.5倍に値上がりした。1.2倍に値上がりした時点で、私の財布は根をあげてしまい、

米は常食ではなくなった。副食を塩だけにする手もあるが・・・それじぁ死ぬわなぁ。味

方は松屋の朝定、生卵定食330円。

東京新聞3月13日(木)の二つの記事に注目した。米に翻弄される一方で、米を弄ぶ政府に

ついての記事だ。

ホワイトハウスのレビット大統領報道官は「日本はコメに700パ-セントの関税をかけて

いる」と批判した。しかし、私の近所の店では、カリフォルニア産米を5キログラム3,758

円(税込)で販売している。日本は、輸入米に対し無関税で受け入れる最低輸入量品を設け

た上で、それ以外のコメには1キログラム当たり341円の関税を課している。すると前記の

コメの元の価格は?

とにかく喧嘩腰のトランプ政権、ノックの代わりにドアを蹴る。

余談だが、確かベトナム語では、米国を漢字で「美」と表記し、ミイと発音する。日本語

では「米」。

次に、日本政府は、コメの輸出目標を2030年に約35万トン、24年実績の4万6千トンの8倍

にする方針案を自民党の会議に示した。しかし、2024年の輸出実績は前年の22パ-セント

増。目標を達成するには毎年50パ-セント増が必要になる。嗚呼、脳酔症。記事は「野心

的な目標」と評しているが、私にすれば、荒唐無稽、絵に描いたコメ。よもやコメ価格高

騰をまねいた無為無策のカムフラ-ジュではあるまいな。「農水省解体」とまでは言わな

い。私はコメを「買いたい」だけだ。

追記です。曇りで昨日までの暖かさと打って変わってすごく寒かった。セッティング終わ

るとすぐHk運が来て終わりまで座ってくれた。昨日の財務省前デモでの立花孝志襲撃の

せいか警察車両が待機してたけど、撤収迄は何事もなかった。

 *テント日誌3月16日(日)*(参加者:藤原、乱、寺崎、千葉、峯島)

M島1200着。F原さんが車の中で雨宿りしていた。雨は激しくないが、風が強く、横なぐり

。風も冷たく、寒い。今日は設営を手伝ってくれるE藤さんが絶不調で、お休み。2人で設

営開始。1225設営完了。横断幕6枚のみ。のぼり旗は、事務所から持ってこなかった。F食

は、ふかしサツマイモ、ゆで卵、バナナ、夏ミカン、乳酸菌飲料。

国会通りに国旗が並ぶ。水色地に白い星を4つ菱形に並べるのは、ネットで調べると、ミ

クロネシア連邦の旗。財務省の前には機動隊のカマボコ車と指揮官車。財務省解体デモ警

戒か。N国の立花氏刺傷事件はどうなった?

雨の中、少ないながら、鳥たちが寄ってくる。F原さんがふかしサツマイモをちぎってく

れてやる。ハト6羽、スズメ7~8羽、ヒヨドリ2羽が集まる。1325Rさん来る。財務省は、

しばらくメッカか、ブームか。1345T葉さん来る。T葉さんに、F食セットを渡すと、T葉さ

んがお返しに、保存用ビスケットと野菜ジュースを差し入れて、すぐ、日曜礼拝へ向かう

。1355F原さん日課の縄跳び。1400Rさん帰る。1410T崎さん来る。T崎さんが何か買いに行

く。1430T崎さんが、中華まん、フライドチキンを買ってくる。感謝。雨風が、強弱変化

すれど、吹きつづける。1445撤収開始。1500撤収完了。座り込み参加者5人。(M島)

 *3月17日(月)*

きょう一番、嬉しかったのは、ここ2年ほど体調を崩していたM

さんが復帰された事である。3.11に行きますと電話があった時は驚きました。本当に大丈

夫だろうか?不安でしたが、元気に来て最後まで参加してくれました。3.11には体調不良

で参加できなかった相棒のS

さんも、M さんと久しぶりに会ったのでビックリしていました。

空は晴れていたが、風が強かったので、バナーとのぼり旗は低めにくくりつけた。12時半

過ぎに、埼玉のH

さんが来られた。3.11の時には、体調不良で来れなかったので、心配していたが、復調さ

れたようだ。「きょうは、友人の裁判を傍聴するために来た」との事。Mさんとも久しぶ

りとのことでお話されていた。

午後1時半過ぎに「財務省解体」ののぼり旗を持った人々(20人ほど)が、財務省前で抗議

行動を始めた。警察車両も1台来て、警官が警備に付いた。抗議行動は、午後3時20分まで

やって、引き上げていった。スローガンは「財務省解体」と「消費税ゼロ」の二つ。庶民

が実感している物価高、賃金が上がらない実態を訴えているので、賛同する人が増えてい

る、というのは分かりやすい。

午後3時半過ぎに突風が吹いてきて、「汚染水を海に流すな❗」をくくりつけた棹が一本、

根本から折れてしまった。なおも風が強く吹いてきたので早じまいしました。

 *3月18日(火)*

14年前の福島事故以来、3月という月には忙しい日々が続く。私の住む町では、今週から

地方議員選挙の告示となって、選挙戦が始まり、早朝に眼覚めた。それで、午前9時過ぎ

に家を出て、事務所で「テント事務所維持基金のお願い」やテントひろば

ニュースの印刷を行ってから、12時前に経産省前に到着。いつもの5人で座り込んだ。当

初の歩道は、青空のもと、陽射しが暖かった。だが、すぐに雲が太陽を隠して風が吹き始

めた。

先週の火曜は、午後2時から、311抗議行動で200名程の人々が、そして金曜には財務省抗

議行動があって、車道を挟んだ経産省側の歩道にも、N党T氏をはじめ多数の皆さんが集ま

った。午後2時過ぎに、昼の食事から経産省前に戻ると、後半担当のAさん、Iさんが既に

座っており、常連のHさんも座っていた。午後4時になって、3人で曇空の下で座り込みの

機材を撤収し終え、事務所に戻った。

*3月19日(水)*

朝、ボタン雪が降りしきっていた。セッティングの頃には雨になっていたが、寒かった。

セッティングを始めたら、制服の警官2人が「みなさんは経産省抗議の脱原発関係の人た

ちですよね」と確認に来た。警官は「財務省抗議の方があるので」とかと言って、財務省

の方に止まっている機動隊の車を指した。結局、この日は財務省前での抗議行動はなかっ

た。風雨が強く、「雨なら雨、風なら風のどっちかにしてくれー」という感じだった。バ

ナーは2枚にした。12時過ぎた頃から空が明るくなったが、雨はやまなかった。ヨーカン

さんは規制庁抗議を終えて、テントにちょっと寄ってくれて、「寒いので」と言って、す

ぐ帰った。

アイヌの宇佐照代さんがAnさんを訪ねてこられたが、Anさんの登場時間にはまだ間がある

ので帰られた。宇佐さんは、3月15日から東中野ポレポレで上映中のドキュメント『そし

て、アイヌ』に出演しているアイヌの活動家であり、女優さんの素敵な人で、保っちゃん

とも知り合いだった。「ぜひ映画をみてください」と言われた。Arさんが国会行動がある

前に寄ってくれた。気温10℃、風強く、あまりにも寒いので、午後3時30分で片付けに入

った。

[07395] *3月20日(木)*

Inさん、Yoさんと3人で設営。快晴で暖かな日和だ。12:20

Okさん参加。テレビクルーが来て、地下鉄駅の外観を撮影している。今日は、地下鉄サリ

ン事件30周年なので、その報道に使うのだろう。祝日とあって、人通りはまばらだ。私は

Yoさん、Okさんと3月11日の朝日新聞社説の感想を話す。この記事は「東電の事故から14

年 原発災害の忘却にあらがう」のタイトルで、福島で「伝言管」事務局長として活動す

る丹治杉江さんの証言を伝えながら、政府の原発推進路線に警鐘を鳴らす内容になってい

る。しかし、私は、丹治さんの発言内容として「政府が『脱炭素化に原発は必要』と言っ

ているときに、その危険性を訴えることには気が引ける時もある」と書かれている部分に

違和感を覚えた。私は彼女の講演を聞いたことがあるので、ご本人に問い合わせてみたと

ころ、「こんなことは言っていないので、記者に抗議した」とのことだ。この記事は有意

義な内容を含んではいるが、だからと言って、ご本人が言ってもいないことを、言ったか

のように伝えるのは、納得行かない。Yoさん、Okさんも、私の感想には同感してくれた。

私は3月16日に、朝日新聞HP経由で抗議文を送り、訂正記事の掲載を求めたが、今のとこ

ろ応答がない。

14:00

Taさん参加。歩道には、いつもより多くの雀や鳩が群がっている。時間になりTaさんと2

人で撤収し、4940日目の抗議を終えた。

※参考資料として3月11日付朝日新聞社説全文を添付します。

=====添付資料======

・原発週報2025.3.12-3.18.docx 編集:漆原牧久

・3.11朝日社説全文.docx

・テントニュース309号.pdf

・伊方原発をとめる会ニュース第50号キャプチャ.png

・3月12日長野日報「フクシマを忘れない(伊那で講演)」

=====今後の集会・行動等==========

◆3月23日(日)脱原発青空テントひろば川柳句会

12時より開催いたします。座り込み終了後、15時30分頃からお花見を予定しています。

◆3月26日(水)規制委員会抗議行動    12:00~13:00

◆3月28日(金)経産省前抗議集会     17:00~18:00

主催:経産省前テントひろば 経産省正門前

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