経産省前テントひろば日誌 11月30日(木)
総がかり行動は続いている毎月19日 11月19日(日)
私は11時半過ぎに経産省に到着。F原さんE藤さんS藤さんが、座り込みの設営中。私も手伝い横断幕4枚、のぼり旗5本を立てる。「脱原発テント」バナーは静岡の浜岡に、のぼり旗は何本か日比谷に行っている。今日は港区のマラソン大会もあったが早く終わったので、自転車で来てくれるE藤さんS藤さんに交通規制の影響は無かったとの事。12時前に来たRさんも交えて記念撮影して、E藤さんS藤さんは帰る。
F原さん手製のゆで卵とおにぎりは、今日はナシ。自宅のガスレンジが壊れたので、圧力釜で作れないとの事。代わりにサバ缶、魚肉ソーセージ、ふかし芋、大根の切身を持って来てくれた。
12時20分、右翼の街宣車10台が財務省前を通過。角地のバリケード前に集結し、日比谷野音の集会に向けて罵声を浴びせる。「中核派を叩き出せー!」その脇を屋根なしの2階建て観光バスが通過。あぁ日本の恥だねえ。この喧騒の中、T崎さんが来る。右翼は15分間くらい抗議を行うと、一旦移動する。テントには被害無し。その後、右翼の行動は散発的になる。
1時15分、Rさんは総がかり行動に参加するため議院会館前へ。その後4時に新宿アルタ前に行き、パレスチナ侵攻に反対するデモに参加するそうだ。T葉さんが来て、15分程F原さんと話して帰る。1時半、日比谷と会館前を掛け持ちすると言って、男性が挨拶していった。2時前、T崎さんがふかしまんとフライドチキンを買ってくる。皆で頂く。
来月の句会の後の忘年会は、メニューを何にしようかと歓談しているうち、座り込み終了の3時に。総がかりが終了に近づき、日比谷野音もデモ出発の準備に入ると、再び右翼が騒ぎ出す。機動隊はバリケードを継続中。F原さんT崎さんと私の3人で撤収作業を行う。今日の座り込み参加者は7人でした。
あとわずかで師走だが、にわかに忙しくなる(?) 11月24日(金)
11月もあとわずかで来週ははや師走を迎える。時々寒い日があるが例年の陽気とは違っている。日中は半袖でも過ごせる日もある。体調が崩れることがあるのは天候のせいの様だ。
このところ電車に乗っていて気が付くのだが、一時減っていたマスク姿がまた増えてきたように思う。電車の椅子6人掛けだったり7人掛けだったりするが約半数の人がマスクをしていることが多い。コロナが流行っているわけではないのに、インフルエンザの予防のためにマスクをしているのだろうか。日本人特有の傾向なのかもしれない。外国人のマスク姿はあまりみかけないのに。
3時頃いつもだと、後半のKさんがやってくるのだが、KさんからさっきWさんに連絡があったそうで、自転車同士の事故にあったとのことだ。聞くところによると、一瞬、後ろを振り向いていて気が付くと前方を走っている自転車があり、気が付いた時にはブレーキが間に合わず、追突してしまったとのこと。まあ、大事に至らなかったからよかったが、気を付けなければならない。
汚染水流すな・再稼働反対・核ゴミ増やすな・命を地球を未来を守れ 11月24日(金)
脱原発、老朽原発うごかすな、核ゴミ増やすな、海洋投棄反対、NoNukes、NoWar、ガザ虐殺止めろ、武器を輸出するな、‥のコールで経産省抗議を開始。Kmから東京新聞のテレビ批評欄に難民問題の報道をほめた文が掲載された、どんどんメディアに意見を。
Yoさんが、11月18日に埼玉県小川町でJアラート訓練を住民の声で中止に追い込んだ、また川口で右翼の行動に反対の声を届けた、と嬉しい報告。
Taさんが、対米従属とマスゴミへのアラート、再エネ出力制御と太陽光発電事業に暗雲、もんじゅ直下に活断層「見落とし」問題。Kmから気候変動問題・原発・地球環境の補足。
Moが「座り込め、ここへ」「水に流すな」とともに原発で地球を汚すな。
火炎瓶テツさんが、環境汚染をして人を住みにくくして給料もらっている経産省を批判、我々がメディアになろうという発言のあと、「汚染水海に流すな」「海洋放出今すぐやめろ」「経済産業破壊省」「原発亡者恥を知れ」…強烈コール。Kmから配付資料「福島県は水質汚濁防止法も水産資源保護法もチェックしていない」を説明し、県と環境省を批判。
Raさんが、芦尾鉱毒事件を受けて出来た水質汚濁防止法、宇井純さんの公害原論。戦争と原発で得する人を糾弾、沖縄の危機的状況、歴史的転換点。「季節」と「青空川柳句会」を紹介。Kmから12月3日の「「とめよう!原発依存社会への暴走1万人集会~動かすな老朽原発」紹介。
Miさんがガザ虐殺でイスラエル批判しない各国政府を批判、内部被曝と残留放射能問題から汚染水海洋放出批判。Moさんから、この後首相官邸前で開催される「さようなら原発一千万人アクションによる汚染水海洋放出反対24日行動」の案内のあと、汚染水流すな・再稼働反対・核のごみを増やすな・命を地球を未来を守れ・武器輸出輸入するな・再稼働反対…コール。
最近は何か得たいの知れない気分になる 11月25日(土)
◯得体が知れない気持ち
―つまり興行が大事というわけだ―
国連総会はパリ五輪開幕一週間前からパラリンピック閉幕後の一週間まで全紛争の休戦を求める決議を採択した。選手らが安全に参加できるようにするためでIOCに協力して欲しいとか。IOCはスポーツを「平和と対話、和解を促進する手段」と定義しているそうだが、そのような実例や成果は寡聞にして知らない。対話ということなら多くの反対を無視して東京五輪が強行されたことは記憶に新しい。
あのバッハ会長も総会に出席した。Lip(唇)から溢れるのはどんなrip(詐欺)やら。話しは過去にさかのぼる。1969年アポロ11号が初の月面着陸をしたときのあるベトナム従軍兵士の感想。「ジャングルにいる大勢の兵士たちよりも月にいる三人のアメリカ人を世界は心配している。得体が知れない気持ちになった」
霧雨って結構、厄介、濡れるからね 11月26日(日)
霧雨。傘はいらないが椅子や荷物はしっとり濡れる。ダウンの上着を着ていても寒い。経産省のケヤキは葉が減ってきたが、雨のせいか今日は葉が落ちて来ない。
私は11時40分に経産省に到着。F原さんE藤さんS藤さんが座り込みの設営中。私も手伝い、横断幕4枚とのぼり旗6本を立てる。「脱原発テント」のバナーが戻ってきた。今日は新しい横断幕が登場。ガンジーらしき似顔絵と「不服従非暴力」の文字が書かれている。テントがあった頃に作成された物で、家捜ししたら出てきたそうだ。新しい…と言うか昔の幕の前で記念撮影。12時過ぎE藤さんS藤さん帰る。
F原さんは自宅のガスレンジが直り、ゆで卵とふかし芋、ふかし南瓜、バウムクーヘンの切り落としを持って来てくれた。おにぎりを作るのはもう辞めた様だ。圧力釜で炊いて、酢飯にして、トッピングを載せて握るのは、確かに面倒。一方ふかし系はレンチンするだけで簡単。
12時15分頃、西部ユニオンのS山さんとH野さんが来る。キリスト教街宣車のT葉さんが、別の用事があるためいつもより早く来て、早く帰る。1時過ぎ、30代くらいの男性とT崎さんが相次いで来る。男性はグッズや路駐が違反にならないか懸念していた。F原さんは大丈夫、言われれば除ける、と対応。T崎さんはふかしまんまんじゅうを買ってきて皆に振る舞う。
1時半頃、雨が止んできた。手がかじかむと座り込みメンバーの声。2時頃、T崎さんがサンドイッチを買ってくる。何度も差し入れて下さり有り難うこざいます。先程の男性の名前や所属を私は知らないが、彼は最後まで座り込みに参加してくれた。彼はF原さんと歴史の話で会話が弾み、さらにT崎さんも加わり日本人の起源の話で盛り上がる。定時の3時で撤収。かの男性を含め6人もいると作業が早い。今日の累計の座り込み参加者は9人でした。
(M島)
いつもくる裁判ウオッチヤーさんが見えず心配 11月27日(月)
きょうは秋らしい一日であった。 昼間、太陽が輝いている時は防寒着を脱いで丁度良かったが樹の陰に隠れたりすると途端に寒くなるという具合。暑がりの私は事務所に入って直ぐに防寒着を脱いでそのまま経産省前に向かった。空には太陽がギラギラと輝いていて暖かい。そのまま座り込み準備をする。どなたかが「NO NUKES」のバナーを作ってくれた。早速、ポールに括り付けてみた。白地に黒なので他のバナーと見分けが付けにくい。次回には色紙を使ってギンギラギンにしてみよう。上手くいくか判らないが。
一段落して温湿度計を見たら気温20℃湿度40%。暖かいわけだ。
この暖かさは長くは続かず1時頃に太陽が樹の陰に隠れて寒く感じたので温湿度計を見たら気温15℃湿度45%に変わっていた。風も出てきた。あわてて防寒着を着た。
きょうの経産省前の人通りは少人数が固まりになって歩いていたので大人数には感じなかった。寒さに弱い人は省内食堂で食べていたのであろう。
きょうの座り込み者は担当者4人と3時半前に来られたO女史の1名でした。何時も来ていた裁判ウオッチャーさんが2週連続で来られなかったので皆さん心配しています。
リニア裁判の原告になった女性が見えて 11月28日(火)
朝、経産省に向かう電車内で法律事務所のI弁護士から電話があった。電車を降りて歩きはじめると、また電話があって、事務所に立ち寄って少しだけ話をした。それから、一人で荷造りして経産省前に向かう。暖かい日差しの中、経産省前に到着してバナーや椅子を並べている途中で、こちらを若い中国風の青年がスマホで写真を撮っている。「一人で座り込むのですか」と聴かれたので、「相棒がまだ来ていないだけ」と答え、そしていろいろな話しをする。彼は北京近郊のふるさとから日本の大学に留学している青年だった。時計を見ると12時を過ぎている。
その後、リニア新幹線のトンネル工事(掘削)反対訴訟の裁判原告となったという二人の女性がやってきて、疲れたと言いながらカラフルな幕を掲げながら椅子に座ってくれた。その横で、先週から当番に入ったTさんに電話すると、今はまだ「お茶の水駅」だという。二人の女性は、明日もまた裁判傍聴で霞が関に来るという。暫くして、先ほどの中国青年が再度やってきて、自販機で購入したらしいペットボトルの飲料を出して、「飲んでください」と差し入れしてくれた。
椅子に座って少し話をすると、名前(KH)、出身地、日本での学校、そして家族のことなどをお聴きして、こちらも少しだけ自己紹介する。彼と話していて気になったのは、「日本では政治に対してこうした運動がどの程度の効果があるのか」という言葉だった。それは疑問形ではあったが、やや否定的な質問でもある。この日は暖かく、落ち葉の舞い落ちる経産省前での座り込み日和だった。(EO)
外国の人で写真を撮る人、話をする人多いね 11月29日(水)
セッティングしている時、経産省の中に入って行った女性が戻ってきて、カンパをしてくださり中に入っていった。その女性は帰る時またちょっと寄られて、私も関西の方で少しやっていますと言って、ニッコリ笑い立ち去られた。
官庁の下請けの会社で働いている老年に近い女性が「ここでずーっとやっているのはえらいわね」とねぎらってくれた。汚染水をずっと流し続けるのは怖い。原発はなくなった方が良いにきまっている。デブリが全くとり出せてないのに、原発廃炉なんてできないことは誰が考えたってわかるのにね。政治家もどうしようもない、もう3人もやめさせられているのにあとから後からなんか出ている。岸田さんもどうしようもないけど選んだのは私たちだから私たちもどうしようもないね。政権を変えないとね、などと結構長い時間話していく。
虎ノ門の方から来た外国人の5人くらいの集団がバナーの写真などを撮る。カナダ人の観光ツアーで、案内はアメリカ人がやっていると説明してくれた。アジア系の女性のその案内人は日本語が達者で、原発のこともよく知っていて、こちらが説明する必要もない。経産省の中に入ったが、アポなし集団は入れないので、戻ってきて、農水省の方に行った。
Obさんが来て、おせんべを配ってくれたりして、いろいろ話す。トラックに「安倍倒せ、天皇がんばれ」といったようなことを書いて走らせていた播磨屋が11月いっぱいで店を畳むそうだ。畳む原因はそういうトラックを走らせたことで出費がかさんだということらしい。Obさんは播磨屋でおせんべを買って行こうといって帰った。Yさんが、座り込みグッズを片付けるとき保っちゃん一人だと大変だからできるだけ来るようにするといって来てくれる。
日曜日の大阪集会に出掛けたい 11月30日(木)
Inさん、Yaさんと3人で設営作業。快晴なのでパラソルを設置したが、座り込みを始めてみると日陰だと肌寒い位なので、もうパラソルは不要のようだ。Inさんと私は日曜日大阪での「とめよう!原発依存社会への暴走1万人集会」に行く予定なのでその算段などを話し合う。
13:00頃Kaさん、Iwさん登場。Kaさんはいつもの「あきらめないせんべい」を差し入れてくださった。13:50頃Eさん登場。風が吹く度、頭上の木々から落ち葉が舞い落ちる。じっとしていると寒くて耐えられなくなったので「一人デモ」をすることにした。「フクシマを忘れない」のプラカードをかかげ、ipadで「原発さえなければ」「原子力発電no!」などの歌を流しながら経産省の周りを5周したらいくらか体が暖かくなった。その間にSuさん、Shimoさん、Ok妹さん、Shimaさんたちが次々参加してくださった。時間になり、Suさん、Eさんと3人で撤収作業し4464日目の抗議行動を終えた。(M.U)
いつのまにか師走になったのだけれど、伝えられる足音から (寄稿)
僕らが座り込みをしている経産省前のひろばの周辺というか、霞が関界隈は緑のおおいところだ。街路樹である。これはプラタナス、銀杏、桜、栃の木などであるが僕らに季節感を味わわせてくれる。高村千恵子は東京には空がないといったが、ここには自然が残されているとでもいうべきか。これは僕らが経産省の一隅にテントを張って脱原発ひろばをつくりだしたときに気が付いたことだった。(あらためて知らされたことといえる)
だから、神宮外苑の再開発で神宮の森の樹木が伐採されるという報道にはおどろいた。伝えられるところでは樹齢100年の木を含む3000本の樹木が伐採されるという報道だった。神宮の森といえば鮮やかな銀杏並木がよく知られているが、これも手が入ると言われた。この計画には反対の声が出てきて修正を余儀なくされているという声も届いていた。
過日の新聞には「神宮外苑の銀杏並木がきれいに紅葉している写真」が小さな囲み記事にあった記事には再開発事業で伐採される計画の変更は縮小されるようだとあった。以前にこの計画を認可した新宿区側の裁判での発言をみたが、銀杏並木は残されるが、認可した新宿区の地域では3000本に及ぶ樹木の伐採は変わらないと言われている。
この開発事業は基本的には神宮外苑にある神宮球場と秩父宮ラグビー場を入れ替えて建て替えることにあるが、同時に高層ビルや高級ホテルなどをつくることにある。これはオリンピックとともにはじまったものだ。オリンピックは祝祭であるが、この祝祭は権力(国家)の威信を高めるものとして政治的には推進されるが、同時に資本の欲動を、つまりは経済的なもうけ事の契機にも利用される。祝祭資本主義という言葉があるのだけれど、祝祭を契機に開発をという名目で資本の欲動を満たそうとするわけである。いうまでもなく、資本の欲動は必然であるが、そのときに発生する矛盾がある。これは現在、開発という名目で行われている事業に共通することと言える。
オリンピックを契機にして周辺地域の再開発が提起され、様々の構想がでてきたのだが、神宮球場の秩父宮ラグビー場の建て替え、高層ビルの開発の建設などがその実体だが、これには様々の矛盾がある。ただ、名目的には利便的で、機能的な施設に作り替えることで、公共性を高めるということがそこにうたわれているが、それはあまり疑問も提示されず、の推進途上で様々に指摘されるようになる。近々のところでは築地市場の移転問題があった。神宮球場や秩父の宮ラグビー場の建て替えは老朽化のためというが、これはすんなりと通ることのように見える。だが、少し検討してみれば疑問もある。現在、建て替えとして構想されていることではなく、現在の場所で改修すればいいのではと考えられる。神宮球場や秩父の宮ラグビー場は伝統のるものであり、親しまれてきた存在である。僕は子供とともに、あるときは一人で神宮球場に通った。僕は巨人ファンだが東京ドーム切符手に入りにくい時代よく通ったのだ。神宮球場古いし、不便なとろもあるが、風情あって、東京ドームとは違う良さもあった。この伝統と風情残して改修すればいいと思う。アメリカの野球場にはそういう多くのものがあり、甲子園球場をそういうものとしてある。同じことは秩父宮ラグビー場についてもいえる。屋根付きの人工芝のラグビー場なんてラグビーふさわしいか疑問だ
建て替えというのはより機能的で利便な施設へという名目はあるが、そこに高層ビルや高級ホテルなどの施設を創ろうとすることである。これが本当の狙いだろう。資本(三井不動産など)はここで投資してより利潤の期待でできる施設を創るということを意図しているのであろうが、果たして、それは可能かということがある。資本の欲動として、投資先を探すのは必然であるが、それは果たして可能性のあることか、ということがある。僕はリニア建設のことを想起する。神宮の森を構想ビルや高級ホテルを建てることが需要を満たすことか、喚起するのか、これは疑問を呈してもいいのである。
こういう問題だけではない。「神宮の森」は明治神宮の管理下にある存在だがこれは「公共の森」という性格を持ってきた。風致地区という指定があり、開発などに規制があった。風致地区というのは自然環境を維持するためのエリアであり、建設物の高さは制限された。19㍍である。オリンピックを契機に風致規定は解除されたが、それは高層ビルなど建設を可能にするためである。これは公共の場としての神宮の森を守ってきたことの排除であり、その具体的なあらわれが街路樹などの伐採である。公共の場の維持のためにつくられて風致指定を解除し、高層ビルを創ることが容認された。事業者の論理からいえば、これは公共的なものの発展のためというのだろうが、果たしてそうなのだろうか。これは資本がというよりは、開発が公共性の発展だということへの疑念が出てくることがらだ。開発が悪いのではない、開発の中身が問題なのだが、これまで開発と言われればそれ自身が前進的なことのように考えられてきたが、その中身が具体的に問われなければならないのだ。こういう問題は開発という名目で展開されていることに関係するが、原発もリニア建設も同じ問題に遭遇してきたのである。
神宮の森は明治神宮に管理権があるから、その処理は明治神宮の勝手だろうというが、神宮外苑が公共の場としてつくられてきたことはその経緯からみても明らかである。少なくともその側面は明瞭である。僕は再開発に反対し,異議申し建てをしている動きをみながら、こういう公共性はどのように守られるのか、そこでの困難は何かを考えた。
この問題に関わっている斉藤幸平は次のように語っている。「神宮外苑は、あまりお金を使わなくとも市民が自分の時間を豊かに過ごすことのできる場所でした。ある意味、私が目指したい脱成長経済の先取りをしている公共空間です。こうした公共空間の破壊が全国で進んでいますが、まずは市民の力で神宮外苑の再開発にストップをかけたい」。そして彼はコモン(公共)を守るための自治ということも提起している。神宮の森が、脱経済成長を先取りしている公共空間という評価は違うが、公共空間であることは共通認識と言える。福島の海もまた公共空間である。そこには水質保護などの規制があるが、公権力は汚染水の海洋放出がその規制に反しなのかどうかもも検討しないのが現状だ。汚染水の海洋投棄と闘う主体(漁民を含む地域住民)の自治ということは検討に値する提起だと思った。民主主義も含めて自治いうことは興味あることだが、長くなるので別の機会に論じたい。(三上治)
12月6日(水) 第65回日本原電本店抗議行動
東海第二原発の防潮堤欠陥工事発覚!
日本原電の「欠陥工事隠蔽」をゆるさない! 再稼働やめろ!
日 時:12月6日(水)17:00より18:00
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル
123回東電本店合同抗議」
放射能汚染水海洋投棄を中止せよ!
日 時:12月6日(水)18:45より19:45
場 所:東京電力本店前(千代田区内
12月8日(金) 経産省前抗議集会(毎週)
17時~ 経産省前テントひろば
12月11日(月) 月例祈祷会
14時30分~ 経産省前テントひろば JKS47士
12月24日(日) 脱原発青空川柳句会 12時
選者・乱鬼龍 3時30~事務所
12月10日(日)東海第二原発いらない、第10波一斉行動
たんぽぽ舎は15時~16時15分 御茶ノ水駅にて
12月24日(日) 脱原発青空川柳句会
12時 経産省前テントひろば 選者:乱鬼龍
句会後3時30分から「テント忘年会」 事務所にて 参加を!
2024年元旦、初日の出を福島浪江の請戸の浜で迎える、
(12月30日,31日、1月1日、2日)、じっくり話し合う交流会予定。
(部分参加も含め興味ある人、乱鬼龍さん<070-6472-1947>に連絡を) 参加者募集中!
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